マーケティング戦略書
10.マーケティング戦略書の策定
マーケティング戦略書はその名の通りマーケティング戦略を簡潔に纏めたドキュメントです。ここまでの一連のプロセスを経て創り上げた戦略を経営陣からミドルマネジメントまでに正しく確実に理解してもらう、そして自分の会社の戦略として腹におちるまで理解を深める為の書類です。
マーケティング戦略書の基本的な内容
以下、戦略書の基本的な内容を説明します。確実に理解してもらう為にも、必要以上に情報を詰め込まず詳細レベルはできるだけ省き、マネージメント層が知るべき内容に絞り要点を端的に表現するようにします。
- ミッション、ビジョン
- 企業の目的・目標(マーケティング目的・目標)
- 現状の把握からのアウトプット
- 標的市場(セグメンテーションとターゲッティング)
- ポジショニング(POP/POD)
- 戦略プログラム
- 販売メディア計画
- ステイタス予測と目的別戦略ロードマップ
- マーケティング予算
- エグゼクティブサマリー
上記が基本的な項目です。全てここまでに見てきた項目ですから何を記載すべきかはクリアかと思います。あなたの会社の状況に応じて最も適切なマーケティング戦略書を作成してください。例えば、あなたの会社のミッションが不明確あるいは存在しない場合ならば、ミッションについては少し詳しい説明が必要かもしれません。商品戦略が大きなポイントなら、商品のレンジや特徴についての部分には厚みを持たせたほうが良いかもしれません。ポイントはマネージメントにハイレベルなマーケティング戦略を理解してもらう事です。迷ったらシンプルに短く考えて見ましょう。
マーケティング戦略書の配布と活用
マーケティング戦略書にそって全てのマーケティングアクティビティは展開されます。ですから纏めた書類は経営陣と各部門のリーダーに配布される必要がありますし、確実な理解を促す為にもFace to Faceでの説明をする事が必要です。各経営陣がマーケティング戦略を自分のものとして理解し、その実現のためにミドルマネジメントや個々の社員をサポートする体制が出来上がっている事が重要です。戦略は作っただけでは全く意味を成しませんし、マーケティング部門が理解しただけでも不十分です。マーケティングコミュニケーションを最大効果最大効率で行うには内部のコミュニケーションも大切なのです。
